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FX自動売買を始める前に確かめる3つの数字

「感情で負けるなら仕組みで勝つ」という言葉を、自動売買はそのまま体現しているように見えます。私も一度そう思いました。ただ、機械に任せられるのはエントリーの判断までで、ロットと証拠金とロスカットは人が決めたままです。この記事では、自動売買を始める前に自分で計算しておく3つの数字と、自動売買に対応する国内口座の条件を公式サイトの数字で整理します。

自動売買の例(ドル円150円・1,000通貨・1円ごとに10本)で、必要証拠金・想定レンジ下限の含み損・ロスカット100%の口座で必要な資金の3つの数字を示した図
機械が決めるのは入るタイミングだけ。残りの数字は自分で計算する。

※本ページには広告(アフィリエイトリンク)を含みます(PR)。業者の条件は2026-09-10に公式サイトで確認したものです。

  • 自動売買に対応する国内口座(公式確認済み)5社
  • そのうち1,000通貨以下から試せる口座5社
  • 例:10本の必要証拠金 + レンジ下限の含み損¥115,000
  • 公式サイトでの確認日2026-09-10

01この記事の選び方

自動売買の記事は「月にいくら増えた」という成績から始まるものが多いです。ここでは成績を載せません。成績は設定と相場次第で変わり、他人の数字は自分の資金の答えにならないからです。載せるのは、計算で出せる数字と、公式サイトで確認できる口座の条件だけです。

  1. 国内登録業者だけ。海外業者は掲載しません。日本の金融商品取引法に基づく登録を受けた業者に限ります。
  2. 数字は公式サイトで確認したものだけ。最小取引単位・ロスカット水準・自動売買の仕組み名は各社の公式ページで確認し、取得日を表の下に明記します。
  3. 順位も成績もつけません。用途ごとに向く口座を示し、資金の計算はご自身の数字で確かめられる形にします。

02自動売買で変わること、変わらないこと

変わるのは「いつ入るか、いつ決済するか」の判断です。設定した値幅ごとに新規と決済を繰り返すリピート系も、MT4で動くEAも、ここを機械が担います。夜中に画面を見なくてよくなり、感情で入る場面が減るのは事実です。

変わらないのは、1本あたりのロット、必要証拠金、証拠金維持率、そしてロスカットの水準です。リピート系の多くは想定レンジの外に出た建玉を含み損のまま持ち続ける設計なので、「損切りを機械がしてくれる」わけではありません。損切りしない設計とは、含み損を抱える設計と同じ意味です。だから、始める前に計算する数字は裁量トレードより多くなります。

03始める前に確かめる3つの数字

例として、ドル円150円で1,000通貨の買いを1円ごとに10本、想定レンジ10円、レバレッジ25倍で組む場合を計算します。数量や本数を変えても式は同じです。

数字 計算 例の値
① 全本を持ったときの必要証拠金 レート × 数量 ÷ レバレッジ × 本数 ¥60,000
② 想定レンジの下限で抱える含み損 数量 × 値幅 ×(1+2+…+本数) ¥55,000
③ 下限まで耐えるための資金の目安 ① × ロスカット水準 + ② ¥115,000(100%)/¥85,000(50%)

③は「想定レンジの下限ちょうどでロスカットになる」資金です。そこから1円逆行するごとに含み損は¥10,000ずつ増えるので、実際にはレンジの外側にどれだけ余裕を持つかを先に決めます。この余裕が、自動売買における損切り幅にあたります。

数字は証拠金維持率・ロスカット計算で全本分をまとめて入れると、ロスカットに届くレートまで出ます。1本あたりの損失を許容額から逆算するならロット計算機、資金に対して何本まで持てるかは最低資金計算機が使えます。

04自動売買に対応する国内口座

公式サイトで自動売買の仕組みが確認できた5社です。最小取引単位は自動売買で使う単位、ロスカットは口座の水準です。

業者 自動売買の仕組み 単位 ロスカット
松井証券 FX 1通貨(約100円)から設定できる。手数料無料 自動売買(リピート注文) 1通貨 50%
トライオートFX(インヴァスト証券) 用意された自動売買ロジックを選ぶか、自分で組む トライオートFX(自動売買セレクト/ビルダー) 1,000通貨 100%
外為オンライン 設定した値幅の中で新規と決済を繰り返す。miniコースは1,000通貨 iサイクル2取引/サイクル2取引 1,000通貨(miniコース) 100%
ひまわりFX ループ・イフダン口座(ひまわり証券) 値幅と本数を選ぶだけのリピート系。自動売買専用口座 ループ・イフダン 1,000通貨 100%
FXTF MT4(ゴールデンウェイ・ジャパン) 業者の仕組みではなく、MT4に自分のEAを入れて動かす MT4のEA(自分で用意) 1,000通貨(0.01ロット) 50%

※本ページには広告(アフィリエイトリンク)を含みます(PR)。 各社の条件は変更されることがあります。数値は公式サイトで確認した時点の目安で、最新は各社の公式サイトでご確認ください。(各社公式サイトで2026-09-10に確認)。外為オンラインのロスカットはL25R系コースの値で、L25系コースは20%(朝の証拠金判定あり)。FXTF MT4は通常時50%、判定時刻は100%です。

05用途で選ぶ

まず小さく試したい

1通貨から設定できる松井証券 FXなら、数百円の資金でリピート注文の動きを確かめられます。1,000通貨単位のトライオートFX(インヴァスト証券)、外為オンライン、ひまわりFX ループ・イフダン口座(ひまわり証券)、FXTF MT4(ゴールデンウェイ・ジャパン)も、上の例のとおり10万円台から組めます。

用意された仕組みに任せたい

値幅と本数を選ぶだけのリピート系は、ひまわり証券のループ・イフダン、外為オンラインのiサイクル2取引、松井証券の自動売買です。トライオートFXは用意されたロジックを選ぶ方法と、自分で組む方法の両方があります。どれも「損切りをどこに置くか」は自分で決める必要があります。

自分のロジックで動かしたい

MT4のEAを使うならFXTF MT4です。業者の仕組みではなく自分(または配布元)のプログラムが動くので、ロジックの中身と損切りの有無を自分で確認できます。通常時のロスカットは50%で、15:30〜15:45の判定時刻だけ100%になる点は資金設計に入れてください。

ロスカット水準が100%の口座(トライオートFX(インヴァスト証券)、外為オンライン、ひまわりFX ループ・イフダン口座(ひまわり証券))は、含み損が大きくなる前に止まります。自動売買では「止まらない方がよい」と感じやすいですが、止まる水準が高い口座は、想定レンジの外側で損失を限定する仕組みとしても働きます。どちらを選ぶにしても、③の資金を先に計算してから入れてください。

06注意点

  • この記事は情報提供を目的としたもので、特定の口座や自動売買の設定を推奨するものではありません。自動売買でも損失は発生し、想定レンジを外れると含み損が急に増えます。
  • 計算の例は式を示すためのもので、将来の値動きや成績を示すものではありません。数量・本数・値幅・レートはご自身の条件で計算し直してください。
  • 各社の最小取引単位・ロスカット水準・自動売買の仕組みや手数料は変更されることがあります。口座開設や設定の前に、必ず各社の公式サイトでご確認ください。
  • ロスカットは損失を限定する仕組みですが、急変時には設定した水準を下回って執行されることがあります。