01 / SMC × AI
S.E.R.V.A.L
Smart Money Concepts(SMC)の考え方で大口の痕跡を検出し、そのゾーンをAIが点数化するTradingView用インジケーターです。「どこで相場が反応しやすいか」と「どこで入るべきか」を、感情ではなく数字で整理するために作りました。動物シリーズの集大成にあたる1本で、現在は無料で公開しています。
TradingViewでチャートに追加する
公開スクリプトのページが開きます。「チャートで使用する」を押すだけで表示されます。無料プランでも使えます。
S.E.R.V.A.Lとは
S.E.R.V.A.L = Smart-money Evaluation, Ranking & Validation via Adaptive Logic。大口(機関投資家)の動きを読み、ゾーンの質を評価し、スコアで優先順位をつけ、複数条件で検証し、相場の状況に応じて判定を調整する、という5つの役割の頭文字です。
ひとことで言うと、大口の痕跡をAIが点数化して、信頼できる場所だけを教えてくれるインジケーターです。反発だと思って入ったら抜けていく、抜けたと思って入ったらすぐ戻る。その多くは形の問題ではなく、形を使う場所がズレていることが原因です。S.E.R.V.A.Lはそのズレをなくすために設計しました。
インストール方法
上のボタンからTradingViewのS.E.R.V.A.Lページを開き、次のどちらかで追加します。
- その場ですぐ使う:ページ内の「チャートで使用する」をクリックすると、チャートが開いてS.E.R.V.A.Lが表示されます。
- お気に入りに保存する:「お気に入りインジケーターに追加」をクリックし、チャートの「インジケーター」→「お気に入り」から呼び出します。次回からすぐ使えます。
推奨時間足:1時間足〜4時間足(デイトレード向け)。TradingViewの無料プランではインジケーターを同時に表示できる数に上限があります。
画面に表示されるもの
チャートに追加すると、次の要素が表示されます。最初は情報が多く感じますが、ひとつずつは難しくありません。
| 要素 | 何を示すか |
|---|---|
| BOS / CHoCH | 相場の方向が続いている(BOS)か、変わった(CHoCH)かを示す構造のライン |
| FVG | 価格が素早く動いて生まれた空白ゾーン。戻ってきたときに反応しやすい |
| OB(Order Block) | 大口が注文を入れたと考えられるゾーン。BOSの直前の逆方向ローソク足が基準 |
| AIスコア(0〜100) | ゾーンの信頼性を6要素(サイズ・出来高・上位足との一致など)で点数化 |
| Premium / Discount | 現在価格が割高圏か割安圏かを背景色で表示 |
| MTF Bias | 上位足(既定は日足)の方向感。Bullish/Bearish/Neutral |
| EQH / EQL と Sweep | 同値の高値・安値と、それをヒゲで抜いて戻った動き(流動性の狩り) |
| Confluence ⭐ | FVGとOBが同じ価格帯に重なる場所 |
| Dashboard | MTF・構造・最高スコア・ゾーン・セッションを右上にまとめて表示 |
AIスコアは、ゾーンのサイズ(ATR比)、発生ローソク足のボディ、発生時の出来高、上位足との方向一致、RSIとセッション、Premium/Discountとの位置関係の6要素で計算します。80以上は注目ゾーン、65〜79は積極的に見るゾーン、50未満は既定で非表示です。
基本の使い方(5ステップ)
- ダッシュボードのMTF Biasで、上位足の方向を確認します。Bullishならロング、Bearishならショートを探し、Neutralなら見送りを検討します。
- Premium/Discountで価格の位置を確認します。Bullishなら価格がDiscountまで下がるのを、Bearishなら価格がPremiumまで上がるのを待ちます。
- そのゾーンにあるFVG/OBのうち、スコアが高いものを探します。目安は70以上。⭐Confluenceがあればさらに強い根拠です。
- CHoCHでタイミングを計ります。Discountで上向きのCHoCHが出たら、転換のサインとしてエントリーを検討します。
- 損切りはゾーンの外側に、利確はEquilibrium(50%ライン)と直近のスイング高安に置きます。
この順番を守るだけで、「なんとなく入る」が減ります。順番の途中で条件が揃わなければ、見送りが正解です。
最初に変えるとよい設定
チャート上のS.E.R.V.A.Lをダブルクリック(または歯車アイコン)で設定を開きます。まずはこの3つだけで十分です。
- AI Score → ゾーン表示の最小スコア(既定 50)
- チャートが見づらいときは65〜70に上げると表示が減ります。多くのゾーンを見たいときは40程度まで下げられます。
- MTF Bias → MTF Timeframe(既定 日足)
- 見ている時間足の3〜4段階上を設定します。4時間足で分析するなら日足、1時間足なら4時間足が目安です。
- Performance → Max Zones(既定 10)
- 表示するゾーンの最大数です。減らすと軽くなり、増やすと多くのゾーンが見えます。
アラートは「AI Score > 75」「Sweep High」「Sweep Low」の3種類を用意しています。チャート上部のアラートから条件にS.E.R.V.A.Lを選ぶと設定できます。最初は「AI Score > 75」だけで、重要な場面を見逃しにくくなります。
よくある質問
- S.E.R.V.A.Lは無料で使えますか?
- はい。TradingViewの公開スクリプトとして無料で公開しています。TradingViewのアカウント(無料プラン可)があれば、上のリンクからチャートに追加できます。今後、公開範囲を変更する可能性があります。
- どの時間足・通貨ペアに向いていますか?
- 1時間足〜4時間足でもっとも機能しやすい設計です。MTF Biasは、見ている時間足の3〜4段階上(1時間足なら4時間足、4時間足なら日足)を設定してください。通貨ペアの制限はありません。
- チャートが重い、表示が多すぎるときは?
- 設定のAI Scoreで「ゾーン表示の最小スコア」を65〜70に上げると表示が減ります。それでも重い場合はPerformanceのMax Zonesを5〜8に下げてください。
- Trade Idea(エントリー提案)だけで取引してよいですか?
- Trade Ideaは高スコアのゾーンから機械的に計算した参考値で、売買の指示ではありません。MTF BiasとPremium/Discountの位置を確認したうえで、最終判断はご自身で行ってください。
詳しいマニュアルと関連インジケーター
各要素の見方、中級者向けの設定、リプレイモードでの使い方まで含めた全文は、noteの無料マニュアルにまとめています。S.E.R.V.A.L 使い方マニュアル(note・無料)
水平線を自動で引くS.P.I.D.E.R🕷(note・1,980円)と組み合わせると、S.E.R.V.A.Lのゾーンと水平線が重なる場所を根拠にできます。動物シリーズはそれぞれが弱点を補い合う設計です。リリース情報はnoteとXで最初に告知します。
注意点
- S.E.R.V.A.Lは相場分析の補助であり、売買を指示・推奨するものではありません。表示されるゾーン、スコア、Trade Ideaは参考情報です。
- 過去の値動きに基づく検出であり、将来の値動きを保証するものではありません。取引の最終判断と結果の責任はご自身にあります。
- 公開スクリプトの仕様・公開範囲は予告なく変更することがあります。